+AHAハートセーバーCPR AED

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アメリカ心臓協会 AHA のハートセイバーCPR AED(Heatsaver CPR AED)コースは、世界中のAED講習の基本モデルとなった、もっとも標準的な心肺蘇生法+AED教育プログラムコースです。

実技試験に合格すると、蘇生科学の世界権威である American Heart Association より、英文修了証(CPR/AED Certificate)が発行されます。

米国職業安全衛生局(OSHA)公認ライセンスで、米国内の労働基準に合致するのはもとより、国際的にも認知されているもっとも効力範囲の強い資格といえます。


【義務としての心肺蘇生】

AHAハートセイバーCPR AEDコースは、保育士や学校教職員、警備員など、いざというときには業務の一部として心肺蘇生を行なう必要がある人のために作られた、いわばセミプロのための心肺蘇生+AED講習プログラムです。(医療従事者向けには別の専門コースが用意されています)

日本で開講されているほとんどの心肺蘇生/救命講習は、「善意に基づく心肺蘇生」を指導するコースです。ハートセイバーCPR AEDコースのように「職業上の対応責務から心肺蘇生を行なう人」を想定して作られたコースは極めて限られています。

「善意の心肺蘇生」と「義務としての心肺蘇生」― 実はこれは大きな違いです。隣人愛に則った善意の行為であれば、見よう見まねで、たとえ間違った手技であっても法的責任を問われることはありません。しかし「職業上の対応義務」で行なう心肺蘇生法には保護責任ということで一定の責任が付いてまわるからです。

どちらも命に関わる行為ではありますが、その性質はまったく異なるという点は認識しておく必要があるでしょう。

義務・業務の一部として蘇生技術を学ぶ必要がある人が、善意の行為を前提とした一般市民向け講習で学ぶのは適切とはいえません。

【職業訓練としてのハートセイバーCPR AEDコース】

ハートセイバーCPR AEDコースは、アメリカの労働法規に基づいて作られた心肺蘇生法+AED講習です。

アメリカでは、職業義務としての心肺蘇生が明確に区別されており、学校教職員など、職種によってはAEDを使った心肺蘇生法が行えることが責務となっており、2年ごとの受講ならびに資格更新が義務付けられています。

ハートセイバーCPR AEDライセンスは、米国職業安全衛生局(OSHA)の定める公的資格のひとつであり、職業訓練・法定講習として位置づけられています。

AHAのハートセイバーCPR AEDコースを修了し、実技試験に合格すると心肺蘇生法に関する世界的権威であるアメリカ心臓協会AHAの国際ライセンスカードが発行されます。

アメリカ合衆国では、こうしたCPR+AEDライセンスの取得と2年おきの定期的な更新が義務づけられている職種がたくさんあります。たとえばスポーツトレーナーや旅行添乗員、キャビンアテンダント、学校教員、保育士、警備員などです。

日本においては、「一般市民のうち業務の内容や活動領域の性格から一定の頻度で心停止者に対し、応急の対応をすることが期待・想定される非医療従事者」(通称、一定頻度者)に関しては、規定に基づいたAED講習を受講することが義務づけられていますが、ハートセイバーCPR AEDコースは、この一定頻度者講習の要件を満たします。

ハートセイバーCPR AEDコースの特徴

ハートセイバーCPR AEDコースでは、人の命を救うという以前に職業人として「自分の身を守る」ということが前面に打ち出されています。

職業義務として心肺蘇生を行なう可能性がある人にとっては、口対口人工呼吸法は第一選択ではありません。

唾液を含めた体液との接触は、肝炎ウィルスなどの病気に感染する可能性が否定できないからです。そのため、ハートセイバーCPR AEDコースでは、口対口(マウスtoマウス)でおこなう人工呼吸法以外に、フェイスマスク/ポケットマスクと呼ばれる感染防護具を使った人工呼吸法を徹底して練習します。

また、成人への心肺蘇生法・気道異物除去だけではなく、オプションとして1歳~思春期までの小児、また1歳未満の乳児(赤ちゃん)のCPR・気道異物除去法も含めることができます。乳児用蘇生練習マネキンを用いて、訓練を行います。小さなお子さんを持つ親御さんや、保育士さん、幼稚園の先生などにお勧めです。

※公募コースの場合、小児・乳児オプションを含めて行う場合とそうでない場合がありますので、お申し込みに際してはご注意ください。

コースはDVD教材に沿って進められます。物語風に進むコースは受講者を飽きさせません。また画面上のインストラクターの動きに合わせて「見ながら練習」(practice while watching)することで、世界で統一された正しい技術を身につけます。

AHA ハートセイバーCPR AEDコースの概略
  • コース名
  • AHA Heatsaver CPR AEDコース (ガイドライン2010日本語版)
  • コース内容
  • 成人に一人で行なう心肺蘇生法、AEDの使い方、ポケットマスク(フェイスマスク)による人工呼吸法、気道異物による窒息への対処法
    (オプションとして、小児・乳児へのCPR・気道異物除去法)
  • 受講資格
  • どなたでも受講できます(年齢制限はありません)
  • 受講対象
    • 緊急時に対応義務がある職種・立場の方
    • AED使用に関する公的資格が必要な方
    • より高度な蘇生技術を身につけたい方

    ※特に次のよう方におすすめです。保育士、学校教員、警備員、スポーツインストラクター、キャビンアテンダント、ヨガインストラクター、旅行添乗員、など

  • コースの特徴
  • AHAガイドライン2010に基づいた市民向け心肺蘇生法講習です。職業上の責務として蘇生行為を行なう可能性がある人も対象にしています。そのため、口対口人工呼吸だけではなく、ポケットマスク(フェイスマスク)を使ったより安全で効果的な人工呼吸法を標準としてトレーニングを行ないます。
  • 受講料
  • 国内標準価格 10,000円 (成人コースのみの場合)
  • 必要なもの
  • 筆記用具、テキスト(あらかじめ書店でお求め下さい)
  • コース時間
  • 約2.5時間(成人のみの場合)/約3.5時間(小児・乳児を含むフルコース)
  • テスト
  • 実技試験の他、任意設定となっている筆記試験(15問4択)を実施しています。
  • 修了証(カード)
  • 実技試験に合格されるとアメリカ心臓協会AHAの公式英文修了カード/Heatsaver CPR AEDカードが発行されます(後日郵送となります)。受講料にピンバッジ代は含まれません。希望者には実費(800円)で頒布しています。
  • 修了証の期限
  • 2年間有効
テキスト

受講に際しては、各自で必ずテキストを購入の上、講習会場へご持参ください。テキストをお持ちにならない場合は、受講いただけませんのでご注意ください。

2013年2月21日に公式日本語テキストがリリースされました。「ハートセイバー・ファーストエイド CPR AED 受講者ワークブック AHAガイドライン2010準拠」(2,730円)です。この本は、CPR AEDのみならず、ファーストエイドまで含んだテキストになっています。別途、ハートセイバー・ファーストエイドコースを受講する際にもお使いいただけます。

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